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「売上はあるのにお金が残らない…?」を卒業! やさしく整える資金繰りのキホン

売上があるのに、なぜか手元にお金が残らない。

そんな“経営あるある”に、心あたりはありませんか?

実は「利益」と「お金の流れ(資金繰り)」は、まったくの別モノ。
黒字でも倒産してしまう“黒字倒産”があるように、
お金の流れを見落とすと、どんなにビジネスが好調でも足元をすくわれてしまうことがあります。

でも大丈夫。
資金繰りは“数字のセンス”ではなく、“日々のちょっとした整え方”で劇的に変わります。

この記事では、経営初心者さんでもスッと理解できる
「資金繰りを整えて、安心して経営を続ける3ステップ」をお伝えします。

目次

資金繰りとは? ざっくり言うと“お金の呼吸リズム”

資金繰りとは、
「お金がいつ入ってきて、いつ出ていくのか」を管理すること。
つまり、“会社のお財布の呼吸リズム”を整えるイメージです。

企業が倒産するのは、赤字になったときではなく、
支払うべきお金を支払えなくなったとき。

たとえ利益が出ていても、現金がなければ経営は続きません。
資金繰りを整えるというのは、まさに“お金の息づかい”を穏やかに保つことなんです。

黒字なのに倒産?! その仕組み、知っていますか?

「黒字倒産」って、聞いたことありますか?
これは、帳簿上は利益が出ているのに、現金が手元にない状態のこと。

たとえばこんなケース👇
・売上はあるけど、入金は2か月先。
・支払いだけ先に発生してしまう。
・在庫を抱えすぎて、現金が眠っている。

こうして“利益は黒字・現金は赤字”というねじれが起こり、
気づけば「支払いができない…!」というピンチに。

資金繰りは、数字を増やすためではなく、
事業を守る“安全ベルト”のような存在なんです。

資金繰りを整える3つのステップ

ステップ①:「今あるお金の流れ」を“見える化”する

まずは、今のお金の出入りをざっくりでいいので書き出してみましょう。
「今月の入金はいつ?」「支払いはいつ?」を線でつなぐだけでもOK。
視覚的に見ると、“お金のクセ”が見えてきます。

💡おすすめツール:
クラウド会計(やよいのオンライン・マネーフォワード)やGoogleスプレッドシート。

ステップ②:「支払いと入金のタイミング」を整える

「売上はあるのにお金が足りない…」というとき、
意外と多いのが“入金と支払いのズレ”。
支払日を見直したり、取引条件を調整したりするだけでも、
資金繰りのストレスはぐっと減ります。

ステップ③:「固定費」を定期的に棚卸しする

気づけば、入っているサブスク・ツール・広告費…。
「今の事業に本当に必要?」を月1回チェックしてみましょう。
固定費がスリムになると、キャッシュフローの息がしやすくなります。

まとめ:資金繰りを整える=自分の心を整えること

資金繰りって、聞くと少し堅いイメージがあるかもしれません。
でも実は、「お金の流れを知る=自分の呼吸を整えること」に近いんです。

日々の動きを少しずつ見直すだけで、
「いつのまにか安心できる経営リズム」が生まれていきます。

お金の流れを“こわいもの”から“味方”に変える。
そんな優しい経営スタイルを、今日から一緒に育てていきましょう。

花の背景イメージ画像

プロフィール

20代で介護職を経験後、出産を機に一度リセット。人生の再スタートは、まさかの会計事務所でした。知識ゼロから学び始め、第一人者のもとで10年、数字の奥にある経営と人の心を知る貴重な時間に。

その後、大手法人や福祉事業の経理を経て独立。経営者や起業家の方へ、経理の半自動化や資産形成のサポートを行いながら、お金が手元に残る経営を一緒に整えています。

夢は、人と人をつなぎ、業種を越えて「共に繁栄できる循環」をつくること。そして、働く大人の姿で子どもたちに“未来は明るい”と伝えることです。

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