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資金繰りとは?黒字倒産の原因と資金繰り管理の重要性をわかりやすく解説

売上はあるのに、なぜかお金が残らない…。
そんな不安を感じたことはありませんか?

実は、利益と「お金の流れ(資金繰り)」はまったくの別物。

この記事では、安心してビジネスを続けるために欠かせない資金繰りの考え方を分かりやすくお伝えします。

この記事はこんな方におすすめ
  • 「資金繰り」という言葉は聞いたことがあるけど、意味が曖昧な方
  • これから起業・副業を考えている方
  • 経営数字を自分で管理できるようになりたい方
  • ビジネスを“感覚”ではなく“数字”でも支えたい方
目次

資金繰りとは?資金繰りの重要性を解説

企業はどのようなときに倒産するのでしょうか?
決算書類で赤字を出したとき?

ちがいます。

支払うべきお金が支払えなくなったときです。

そのような状況になる前に、手元の資金を十分に管理しなければなりません。

一般的に資金繰りと呼ばれています。
資金のショートが起こらないようにするために、企業は資金を何とかやりくりして支払いを行います。

・優れたビジネスモデルを確立している
・利益を生み出している
・たくさんの投資家に恵まれている

こんな恵まれた状況でいようと資金がショートしてしまえば、
企業は倒産となり事業を継続することができなくなってしまいます。
家庭で言えば、自己破産といったとこでしょうか。

黒字倒産と資金繰り

え?黒字なのに倒産?!

意外にも現実に多いんです。
損益計算書に反映されている利益は黒字なのに、会社が倒産してしまう状態をいいます。
どうしてそのようなことが起こるのでしょうか?

たとえば、売上はあったけど入金は先のものが多い。
利益はあるけど、現金がない状態なんです。

現金の流れ(キャッシュフロー)を計算するために、企業は特定の期間を定め、
始まりと終わりの時点の利用可能な現金に注目します。

そして、期間の開始日よりも末日の方が金額が多い場合には、
良いキャッシュフロー、末日マイナスとなっている場合には良くないキャッシュフローということになります。

資金繰りを安定させる3つのステップ

資金繰りを整えることは、数字を“難しく考える”ことではありません。
日々の流れを少しずつ整えていくだけで、経営にも心にも安心感が生まれます。
ここでは、無理なく続けられる3つのポイントを紹介します。

「今あるお金の流れ」を見える化する

まずは、1か月の入金・支出を書き出してみましょう。
どのタイミングでお金が入ってきて、どこに出ていくのかが見えるだけで、
「足りなくなる時期」や「余裕のある時期」が自然とわかります。
クラウド会計やスプレッドシートを活用すると、管理がぐっと楽になります。

支払いのタイミングを整える

売上があるのにお金が足りないのは、支払いと入金のズレが原因のことも。
取引先との契約や振込日を見直し、「先に入金・後で支払い」の流れを意識してみましょう。
小さな改善でも、資金繰りの不安が軽くなります。

経費の「固定費」をチェック

毎月なんとなく払っているサブスクや広告費など、
「今の自分に本当に必要?」と一度見直してみましょう。
固定費を整えることで、キャッシュフローが安定し、経営の自由度も上がります。

まとめ

資金繰り管理は企業経営のかなめ。
資金繰りを整えることは、経営の数字を管理するだけでなく、
自分の“心の余裕”を守ることでもあります。

日々の流れを整え、小さなズレを早めに気づけるようになると、
焦りや不安に追われず、穏やかなリズムで事業を続けていけます。

安心して続けられる経営の第一歩は、「お金の見える化」から。
あなたのペースで、“お金が残る経営”を育てていきましょう。

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プロフィール

20代で介護職を経験後、出産を機に一度リセット。“人生の再スタート”は、まさかの会計事務所でした。知識ゼロから学び始め、第一人者のもとで10年、“数字の奥にある経営と人の心”を知る貴重な時間に。

その後、大手法人や福祉事業の経理を経て独立。経営者や起業家の方へ、経理の半自動化や資産形成のサポートを行いながら、“お金が手元に残る経営”を共にデザインしています。

夢は、人と人をつなぎ、業種を越えて「共に繁栄できる循環」をつくること。そして、働く大人の姿で子どもたちに“未来は明るい”と伝えることです。

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